黄色いシンセ「Studiologic sledge」をヤフオクで落札した。
実はこのシンセ、島村楽器 梅田ロフト店に、小室の哲っちゃんのサイン入りで飾ってある。
ほら。
最近の「デジタルシンセ」は「PCM音源」ばかりで、昔みたいに「FM音源」、「LA音源」などのようにそれらの音源の特色がなくなってきたので、面白みに欠けている。で、ここ数年、原点回帰ではないが「アナログシンセ」、「アナログモデリングシンセ」が注目されてきている。
で、この「sledge」も「アナログモデリングシンセ」なのだが、TM NETWORKのライブ「FINAL MISSION -START INVESTIGATION-」、「TM NETWORK 30th 1984 -the beginning of the end」で使用されている。
黄色いボディなので、ステージでは非常に目立つ。
機会があれば、是非ライブ映像も見てもらいたい。
さて、この「sledge」を含む「アナログ系シンセ」だが、最近のデジタルシンセと違って、例えばピアノの音やバイオリンの音を出そうと思ってもそう簡単にはそれっぽい音が出ない。
アナログ系シンセの構造は、
VCO(オシレータ)→VCF(フィルタ)→VCA(アンプ)
となっている。 つまり、音声信号の基本波形を作り出し、波形の倍音を加工し、ボリュームを決定して出力する。
それを、ほとんどのアナログ系シンセでは、ツマミを回して「音作り」をすることになる。
余談だが、そういう人のことを「ツマミスト」と呼ぶ。
さて、この「ツマミを回して音を作る」という作業は非常に難しい。
大抵は、ツマミを回しながら「こんな感じかな~?」という具合で音作りをする。
アナログ系シンセの構成を理解している人でないと分かり難いのである。
だが、それが「アナログ」の良いところであり、「ツマミスト」には堪らないのである。
前述のような、ピアノの音やバイオリンの音などの生楽器の音は「デジタルシンセ」に任せて、俺は「アナログ系シンセ」を「SE的」に使うようにしている。「ウニョウニョ」した音や「キュイーン」としたSE音はアナログ系シンセでは持って来いの音なのである。あとは、太いリード系の音はアナログ系の得意とするところであり、デジタルシンセの音に埋もれない強みがある。
ということで、俺的には、アナログ系シンセはSE、およびリード系に使っている。
で、そのアナログ系シンセの中でも最も興味を持っていた「sledge」を、冒頭にも書いたが、手に入れることができたのである。
現物はこれ↓。
やっぱり良いな~。
音も良いが、外見のインパクトが素晴らしい!!!
あと、細かい話だが、ケーブルの端子が本体横に装備されているのである。
これね。
これも「sledge」の特徴の一つであり、シンセ背面のゴチャゴチャしたケーブルが無くなりスッキリするのである。
さあ、いろいろと説明してきたが、これから「sledge」を弄りまくるぞ!!!
まずは、ファームバージョンアップからだ。





