「VT-3」、とりあえずいじり倒してみた。
率直に言って、「単純で面白い」というのが感想だ。
何が単純かというと、パネル上には操作するモノが数えるほどしかないため、難しい操作が一切無いし、操作自体が分かり易いということだ。
操作できる主な項目は以下の通り。写真でいうと、パネル下半分。
スライダーは以下の4本。
・PITCH
声の音程を±1オクターブの範囲で変化可能。
・FORMANT
声質を男性的/女性的に変化可能。
・MIX BALANCE
普通の声とエフェクト声のバランスを調整可能。
・REVERB
リバーブの量を調整可能。これは効果絶大。
その他に、真ん中にある「キャラクターつまみ」。これがこの機体のメイン部分になる。
選べるキャラクターは以下の10通り。
・DIRECT
キャラクター効果オフ
・AUTO PITCH1
音程が補正された声
・AUTO PITCH2
音程が補正されたエレクトロボイス
・VOCODER
いわゆるボコーダー
・SYNTH
音程によるトランシーなシンセサウンド
・LEAD
音程によるシンセサウンド
・BASS
音程によるベースサウンド
・MEGAPHONE
メガホンを使用したような声
・RADIO
ラジオから聞こえるような声
・SCCATTER
入力音声を効果的な間隔で繰り返す
俺のお気に入りは、「VOCODER」と「SYNTH」だ。
あとは、中断左側にある「ROBOT」ボタン。
これは、一定の音程に固定された抑揚のない声に変化させることができる。
このボタンもお気に入りだ。
まあ、とにかく上記の項目が全てリアルタイムに変化させることができるので、いじっていて非常に楽しい。
実際、具体的にどのように変化するのかは、言葉で説明しても分からないだろうから、まずはこのURLでデモ映像を見ていただきたい。
ライブで使うと、面白いことができそうな気がする。
なんか、レビューというより、簡易操作説明書みたいになってしまったが、20000円でこれだけのことができるので、コストパフォーマンスは非常に高いように感じられた。
良い買い物をしたな~。
