皆さんは「ロードランナー」というゲームをご存じだろうか?
おそらく、ご存じの方も多いと思う。
なんたって、80年代のほとんどのPCに移植され、アーケードゲームにまでなり、ファミコン、ゲームボーイ、プレステにまで移植されたゲームだからだ。
ゲームの概要は、主人公キャラが穴を掘って敵をかわしつつ、金塊を全て取って面をクリアしていく、というモノだ。
また、敵の頭の上を通ったり、地面の時間差掘りなどがあり、非常にパズル性も高いゲームだ。
ちなみに、Windows版のパッケージはこんな感じだ。↓(クリックするとでっかくなります。)
そのWin版の実際のゲーム画面はこんな感じだ。↓(クリックするとでっかくなります。)
なぜ今回「ロードランナー」の記事を書こうかと思ったかというと、俺にとって「特別なゲーム」だからだ。
そもそも、俺と「ロードランナー」の出会いは、中学3年のときのパソコンからだった。
今では当たり前だが、そのころの電気屋ではパソコンが置かれるのが珍しく、そのパソコンのデモで「ロードランナー」が動いていた。
それでやり始め、「こんなに面白いゲームがあるのか」と思ったのがキッカケである。
しかも、前述の通り「パズル性」が高いので、「コンストラクションモード」という、自分で「面」を作成できる機能が付いており、自作の「面」を友人にやらせ「ウンウン」唸っているのが快感だった(笑)。
さて、なぜ俺にとって「特別なゲーム」なのかというと、当時高校1年のとき、友人とこの「ロードランナー」にハマり、互いに「面」を作りあっては、解きあっていたのだが、その友人が残念なことに高校1年の途中で亡くなってしまったのだ。
その後、俺の作った「面」は俺以外には解かれず、気が付けば、自分がドップリと「ロードランナー」にハマっていた。
ということで、少々しめっぽい話になってしまったが、俺にとって「ロードランナー」は「永遠のゲーム」になったのである。
「ロードランナー」について、もう少し話をしよう。
「ロードランナー」は、アメリカの「ダグ・スミス」という人が作ったゲームである。
最初は、大学の「プライム550」というコンピュータで「パスカル言語」を使って書いたものだという。
そのころは、今のようなキャラクターではなく、「$」や「H」を動かしていたらしい。
その後、「VAX11/780」というコンピュータに移植したようで、そのころの大学で一番人気のあったのが「ロードランナー」だったとか。
このあたりの話は、システムソフト社の「ロードランナーファンブック」に記載されている。
この本は非常に良い本で、前述の「ダグ・スミス」のインタビュー以外にも、各PCへの移植話や「ロードランナー」のテクニック、コンストラクションモードによる51面などが掲載されており、定価980円だが、今では「Amazon」で中古ながら19800円で売られている。
あ~、あのとき買っておいて良かった!!!
さて、いよいよ今回のメインディッシュである。
Win版の「ロードランナー」全150面を解いたのだ。(まあ、今更だが...)
その動画を「YouTube」にアップした。
暇な方や、「ロードランナー」にハマって解けない面がある、という方はご覧になっていただきたい。
「4時間5分」の超大作の動画である。
1面1面解いたベストショットを繋ぎ合わせて作った、自分で言うのも何だが超力作である。
ただ、動画を繋ぎ合わせていくと、音のズレが生じてしまったので、音声は入っていない。
それでも良い、という方はご覧ください。
もしかしたら、「お~っ!!!」っと思う解き方に巡り合うかもしれないぞ。
まあ、何にしても「『ロードランナー』は永久に不滅です!!!」



