たまには真面目な「クラシック」の話でも。

なんかねー、急に「クラシック」を見つめ直したくなって色々と漁ってたんだけど、オレの人生で一番最初に「本気」で感動した曲は「モーツァルト」の「交響曲第40番」なんだよね。
中学時代に吹奏楽部で「クラシック」に結構触れるようになって、中一の後半に「40番」を吹奏楽でやったんだよね。
元々「管弦楽」、いわゆる「フルオケ」の曲を吹奏楽でやるのは結構無理があるんだけど、吹奏楽アレンジしたスコアがあったみたいでやることになったのよ。
そして、練習していくうちに原曲の「レコード」を聴きたくなって買ったのがこの盤。
ウィーン・フィル」と「ベーム」の「1976年録音」盤。

クラシック」って色んな楽団と色んな指揮者が演奏してるけど、「モーツァルト」の指揮は「ベーム」が一番。
しかも、「ウィーン・フィル」とやった「1976年録音」盤が一番。
...、だと「オレ」は思っている。まあ、個人的な好みの問題ね。

テンポ的にも丁度良いんだな。
第一楽章だけの話で言うと、「ベルリン・フィル」とやった演奏は「8'27"」なんだけどやっぱりちょっと速く感じるのよ。
ウィーン・フィル」盤は「8'54"」だから少しゆっくり。これが丁度良い。
あと、「4'28"」から始まる展開部の絡み合いも「ウィーン・フィル」盤の方が分かり易い。
この展開部は、主題を「転調」しながら各楽器が奏でていくんだけど、この複雑さが溜まらない。オーケストレーションの醍醐味だ。

そして、決定的なのは、再現部の「6'41"」から目立ってくる「ホルン」。「6'45"」からが最高潮!!!
ここの「ホルン」のフレーズのボリューム、周りとの調和はこの『「ウィーン・フィル」と「ベーム」の「1976年録音」盤』が一番。
たぶん、オレの「ホルン」好きはここから始まったんだと思う。

ちなみに、これだけ能書きを書けるのもちゃんとした裏付けがあるのだよ。
違う指揮者ということで「カラヤン」盤も持ってるし、同じ「ベーム」でも「ベルリン・フィル」盤も持っていて聴きまくってるからね。他にも「YouTube」で違う年に録音した盤も聴いてるから、「1976年録音」盤よりも更にゆっくりなテンポの盤があるのも知っている。
それらを全部踏まえた上でこの能書きを書いています。

それから、「オレ」が「マイナースケール」の曲が好きなのもこの「40番」から影響を受けているからだと思う。
実は、「モーツァルト」の交響曲で「マイナースケール」の曲はこの「40番」と「25番」の2曲だけ。しかも、両方とも「ト短調」。
その2曲のうちの1曲に出会えたのが中学時代だったので、そりゃぁメチャメチャ影響を受けるわな。

ということで、この『レコード』と同じ『CD盤』をだいぶ前に買ったのね。それがこれ

 

モーツァルト 交響曲第40番」、名曲です。