峠にて

月曜日
刈羽村で陽子線治療センターの初会議が行われる。事務局として今準備している
このプロジェクトまだ峠半ばという人もいる
でも、実際に携わったひとにとって、まったく０からのここまで来たのである
本当に今峠半ばに立っている
これからの険しさより、
今までの俯瞰の険しさをみる
やっとここまで
やっとここまで
これが実感である

ただ思うことは、いままで一緒に歩いてきた仲間
途中で離脱した仲間
独りよがりから、半ばけんかわかれ
子供のようなひともいた
すべてが
俯瞰にある
今さらではあるが、
懐かしさでいっぱいである。
でも、この峠で
休んでいる多くの仲間
こころなごむ
さあ
ひと頑張り
見上げたこれからの道程
もうひとりも離脱者はいらない
ここまで
いっしょに
上ってきたのだから。
さあ
友よ
荷造りは終わったか
掛け合う声は
軽やかである