朝の散布
先週の寒さが緩んできたようだ
歩道を歩いていると少し汗ばんできた。
歩道の上に街路樹、街灯の影が続く
その上を歩いている
街路樹、街灯、街路樹、街路樹

影の上を歩く
影と影の間に日差しが当たる
冬の陽は暖かくほほを照らす
冬の陽は無遠慮である
太陽の軌道は低く、
そのせいで
私の顔を
無遠慮にのぞきこんでいく
まぶしさが
煩わしい
でも
ふと思う
冬の陽には
私はどんなに映っているのであろう
中年から老年に移ってきた疲れ切った顔?
仕事休みに散歩をを楽しんでいる顔?
さあ
これから新しい仕事へチャンレンジだ

燃えている顔?

いずれにしろ
冬の陽は長く
歩道に影を描く

私の影は、私の後を忠実のついてきてくれている
冬の散歩
しばし楽しむ