そして おやすみ

久しぶりに　武蔵野線
思えば、滋子さんが守谷に入院していたころ、南流山から新浦安まで毎日乗っていた。
9時頃に乗り、新浦安には9時30分
毎日疲れていた
そして高揚していた
毎日、雨の日も風の日も
冬の寒さにも
守谷まで、そして自転車で病院まで
途中で2回2mのがけから落ちた
幸い私も自転車も無事

ただただ、憑かれたように毎日通った
滋子さんの回復を祈りながら
通った
やがて、南流山についた
この駅から　ツクバエクスプレスに乗り換えた
そんな思い出がよぎった

10時過ぎに家についた
滋子さんが起きていた
只今というと
うなづいた

今日の終わりは
昔の思い出
ただただ
憑かれたように
滋子さんの回復を祈っていた
日々
そんな思い出に浸りながら
終わる

滋子さんおやすみ