新浦安介護亭 春夏冬(商い)中

10数年前
ケニアのビクトリア湖の周辺の医療調査を実施した
休暇をナイロビで過ごそうと思っていたら、
みんなで
アンボセリ国立公園へ行こうと
話が盛り上がっていた。
ビクトリア湖の田舎にいた私は
せめて、休暇は都会で、ゆっくりと思っていた
不承不承で同行した。
写真はアンボセリの代表的な風景
遠くにみえるのは、キリマンジェロ
タンザニアである
キリマンジェロはケニアサイドからみるのが有名なせいか
キリマンジェロというとケニアを連想する。
我々が宿泊したホテルから見た光景がまさに
あの写真
朝6時ごろ起きて、散歩に出た
気がつくと
多くの人が戸外にいて、柵のほうを見ている
実はサファリパークのホテル
柵のなかである
どうも、動物園に中にいるのは自分たちで、まるで動物に見られているようなものである
安全のため仕方ないようである
自然では、動物が主役で
我々は脇役にしか過ぎない
閑話休題
ふと、みんなが見ているほうに顔をむけると
10数頭の象が朝の挨拶に来ている
本当に近くまで
朝の挨拶である
そして、かなたを見ると
キリマンジェロ
そして、地平線をヌーの大群が綿々と続いていた
大自然のやらせ
そんな感じである
大感動である
朝のアンボセリは興奮の坩堝であった。

今朝のニュース
ケニアは大干ばつである
ヌーが移動する
マサイマラの川が干上がり、多くの動物が死んでいるとのことである。
あれだけ感動を与えてくれる自然は
残酷で冷酷な顔を見せる
10数年前の一度の出会いであるが、大過ないことを願う