娘の嫁ぎ先の
法事
気が疲れる
疲れたまま
新浦安
改札を出て
シンボル通を
家のほうに歩く
街路樹は秋景色
海が近いせいか
潮風に強い
棕櫚などの南洋の植生である
気がつくと
黄色い実をつけていた

ドングリのような実をたわわにつけていた
みるとつけていない樹とつけている樹がある
どうも、銀杏ののように雌株と雄株があるのかもしれない

さらにあるくと
赤い実をつけた木々がつづく
赤貝のような形状の実である

秋は実りの季節
どうも人間さまにとってである
植物にとっては
迎える厳しい冬のための
生存をかけたすさまじい営みのようである

それにしても
季節は律義に移っていく