久しぶりの雨である
春先の雨は、一雨ごとに温かさをつれてくる
初秋の雨の後ろから涼しさが忍び寄ってくる
久しぶりのカサの出番である
玄関そとのかさ立てから
カサを持ち上げ、空を見上げると
薄墨色の空から
秋雨が舞い降りている
さすがに、バスのなかは
湿度でむっとするが、夏ほどではない
会社まで車窓の外は雨と灰色の世界である
会社に到着
席に着くと、後ろの書類棚に出番をずーと待っていた
カサが2本