後進国

数年前まで、JICAの仕事ODAのお手伝いをしていた。
そのころ、発展途上国、開発途上国など、相手側と我々支援国を分けていた。

ふと気がつくと、国民総生産は世界第2位かもしれないが、ずいぶん格差ができている
通信はまず、一級の後進国である
すべて、NTTのおかげである
世界中、ひとつの携帯電話が利用できるこの時代に、日本だけは別である
いずれ、世界から取り残されていくのだろう
医療もそうである
医薬品の許可のおくれは、先進医療ほど遅れている
産婦人科、がん治療などなどである
インフルエンザ　ワクチンの不足
その底辺に厚生労働省のワクチンの副作用の責任回避から、ワクチン後進国となっている
副作用を慎重に評価する
これは重要であり、決して手を緩めてほしくはない
でも、責任回避は別である。
担当者の机の上に3ヶ月以上放置することはできない
処理をする必要がある
厚生労働省の責任回避の賢人は、どう対応する
簡単である
チェックし、疑問点をひとつ見つけ、製造会社につき返すのである。
これで、3年から5年は時間が稼げる
そのうち、配置転換である
ロシアンルーレットのようなものである
引き伸ばしの限界がきた許認可は、その担当者が判を押し、上に上げるのである。
上はどうするかって、
聞きたくないでしょう
賢人の上は聖人ですよ
いずれにしろ、後進国は、既得権益への固執と責任回避から生まれる
今度の政権交代
自民党から民主党への交代ではなく、
自民党―――官僚から民主党――――官僚への交替である
期待をして、見守ろう
せめて、国民だけは後進国に成り下がりたくないものである