祭りのことで思い出したこと
日本には面白い祭りが多い
もっとも世界中、祭りは面白い
七夕のように見る祭りではなく、躍動的なまつりがいい
でも、都会の真ん中や駅のロータリーなどで、せせこましく行う盆踊りは興ざめ
周囲で見られながら、踊っている盆踊りはいただけない
岡山には 、裸祭りというのがある
数千人の裸のひとが、2月の大寒のころ、寺の境内で、ひしめき合う
定刻になると、お寺の建物中から、神木を裸の真ん中に投げ込む
そしてその神木を奪い合い、首尾よく手に入れた人が、その年の年男となる
以前、一回参加したが、裸の群集にもみくちゃにされ、何時神木を落としたのかわからないうちに終わってしまった
いずれにしろ、大寒のお祭りである
岸和田のだんじりにも参加した

法被をきて、走った
朝から酒を浴び、そして走るのだから、たまったものではない
だが、豪壮な祭りである
だんじりと山車は違う
その違いは車輪の位置である
車輪が外にあるのが山車
内側にあるのがだんじり
車輪が内側にあるため、角を回りにくい
したがって、いきおいをつけ、回転しなければ、うまくコーナーを回れない
いきおいがあるだけ、タイミングをはずすと、かどの電柱や家の軒先を壊してしまう
死者もでる
祭りの日、友人の友人にあった
彼の父がだんじりで、亡くなった
かれはだんじりの日
静かに過ごすそうである
祭りのさまざまな風景
楽しゅうて、やがて悲しき祭りかな

いずれにしろ、祭りは日本を映す
心を移す