1980年代、HIV つまりAidsが騒がれたころ、
米国の学会で、軍防疫センターが開発した生物兵器が流失したものであるといううわさがまことしやかに流れた
根拠を正確に覚えていないが、HIVの流行している拠点が、米軍の駐留地であることからだったと思う
いまだに、それが暴露されていないことから、このうわさは 単なるうわさであったのだろう
HIVは治療薬が見つかり、怖さがワンランク下がって、このごろあまり騒がれない
HIVは、血液感染など病院内での感染もあるが、注射針などの事故からの感染は少ないらしい
血液量が少ないことからである
一番感染率が高いのは性交渉である
ケニアにいたころ、米国赤十字の発表によると、ケニア、ナイロビにいるstreet girlの60%がHIV抗体保菌者であるというメッセージを発信した。
母数の実体が不明確なので、本当と眉につばをつけたくなる話であるが、実態は本当にひどいものであった
妊婦の30%程度がHIV感染者であるという報告もそのころあった。
HIVは発病して、数週間がほかの人への感染の危険性が最も高く、それ以降下がっていくとのことである
いずれにしろ、ケニアの保健省のひとと対策について協議をしていた
そのとき、ケニアの疾病対策研究所にいらした日本の先生が興味深い話をしてくれた
HIVより結核のほうが恐ろしい
HIVは隣近所で人が多く死んでいくと、危険性を認識し、自然に制御される。60%以上あがることはない
結核は、まったく関係なく罹患していく
特に、ケニアのように生活環境が悪い(狭いところに多くの家族がいっしょに暮らしている)ところで、ひとり結核になれば、家族全員が感染する可能性がある
さらに、悪いことに結核感染の診断が難しいこと
これは、いずれなぜかお話します
つまり、その先生いわく、HIVの対策も重要だが、まず結核の対策をすべきである
我々が子供のころ、結核は国民病であった
しかし、私がケニアにいたころ、厚生労働省も医学関係者も問題を認識していて、警鐘を鳴らしていた しかし、我々はその警鐘を聞くチャンスはなかった
日本では、我々の世代はBCGで免疫ができている
この有効期限は年をとってくると切れる
つまり、年をとって、抵抗力がなくなると感染する危険性が増える
若い人はBCGを受けていない
つまり結核に関する防御能力が無いのである
これから、結核の恐ろしさは、芸人が一人感染したということではすまないくらい広がっていく可能性を秘めている
治療法が進歩していることから、治療により完治する
問題は医療機関である
結核の患者を治療できる施設は、かつてサナトリウムとして、国立療養所が日本には多くあった その代表が国立中の病院であった
今はない
結核患者の治療が可能な病院はそんなに多くないはずである
厚生労働省、療養所を廃止してきた方針をまたまた方向転換しなければならなくなりそうである
それにしても、本当に方向転換をしなければならない省である
厚生労働省は
米国の学会で、軍防疫センターが開発した生物兵器が流失したものであるといううわさがまことしやかに流れた
根拠を正確に覚えていないが、HIVの流行している拠点が、米軍の駐留地であることからだったと思う
いまだに、それが暴露されていないことから、このうわさは 単なるうわさであったのだろう
HIVは治療薬が見つかり、怖さがワンランク下がって、このごろあまり騒がれない
HIVは、血液感染など病院内での感染もあるが、注射針などの事故からの感染は少ないらしい
血液量が少ないことからである
一番感染率が高いのは性交渉である
ケニアにいたころ、米国赤十字の発表によると、ケニア、ナイロビにいるstreet girlの60%がHIV抗体保菌者であるというメッセージを発信した。
母数の実体が不明確なので、本当と眉につばをつけたくなる話であるが、実態は本当にひどいものであった
妊婦の30%程度がHIV感染者であるという報告もそのころあった。
HIVは発病して、数週間がほかの人への感染の危険性が最も高く、それ以降下がっていくとのことである
いずれにしろ、ケニアの保健省のひとと対策について協議をしていた
そのとき、ケニアの疾病対策研究所にいらした日本の先生が興味深い話をしてくれた
HIVより結核のほうが恐ろしい
HIVは隣近所で人が多く死んでいくと、危険性を認識し、自然に制御される。60%以上あがることはない
結核は、まったく関係なく罹患していく
特に、ケニアのように生活環境が悪い(狭いところに多くの家族がいっしょに暮らしている)ところで、ひとり結核になれば、家族全員が感染する可能性がある
さらに、悪いことに結核感染の診断が難しいこと
これは、いずれなぜかお話します
つまり、その先生いわく、HIVの対策も重要だが、まず結核の対策をすべきである
我々が子供のころ、結核は国民病であった
しかし、私がケニアにいたころ、厚生労働省も医学関係者も問題を認識していて、警鐘を鳴らしていた しかし、我々はその警鐘を聞くチャンスはなかった
日本では、我々の世代はBCGで免疫ができている
この有効期限は年をとってくると切れる
つまり、年をとって、抵抗力がなくなると感染する危険性が増える
若い人はBCGを受けていない
つまり結核に関する防御能力が無いのである
これから、結核の恐ろしさは、芸人が一人感染したということではすまないくらい広がっていく可能性を秘めている
治療法が進歩していることから、治療により完治する
問題は医療機関である
結核の患者を治療できる施設は、かつてサナトリウムとして、国立療養所が日本には多くあった その代表が国立中の病院であった
今はない
結核患者の治療が可能な病院はそんなに多くないはずである
厚生労働省、療養所を廃止してきた方針をまたまた方向転換しなければならなくなりそうである
それにしても、本当に方向転換をしなければならない省である
厚生労働省は