今、滋子さんは体の自由がほとんどきかない
ベッドが彼女の世界である。
夜、おやすみなさいと 声をかけ、フトンが大丈夫か確認し、エアコンの温度をチェックし、照明を消す
それから、近くのレストランで食事
遅い食事である
なぜか、滋子さんにお休みをいわないと、食事をとる気にならない
不健康な習慣である。
でも、席に着き、ビールを頼み、一口付け、ほっとする
ビールはぐいと飲むものかもしれないが、私には、口につけ、ほっとするのが、一番合っている。
はなしがそれてしまった
実は、滋子さんの寝る前、もうひとつしなければならないことがある。
足側の手すりをはめること
夜、足を動かして、足がベッドから落ちることがある
足を持ち上げる力は無いので、一度落ちると朝までそのままになる
だから、手すりは絶対必要である
夜寝るとき、これを忘れると、滋子さん
あし、あし
という
あわてて、手すりをつけるのである
滋子さんにとって、柵は絶対に必要
足がベッドから落ちていると、大変と思う一方、動いているとほっとする自分がいる
足を動かすことができるようになったのだなあと感謝する
ここのところ、介護の現場で、手すりの事故が多発している
本来、患者の安全のための手すり
ベッドと手すりの隙間に落とし穴があるようである
手すりをがっしりすると、介護の邪魔になる
寝起きが不自由だが、可能な人にとっても障害となる
でも、可能な人が、間違って、隙間に足や体の一部を挟み、事故となる
大きな問題である
Safety-net がDanger-Net に
早く解決できればと切に願う、
ベッドが彼女の世界である。
夜、おやすみなさいと 声をかけ、フトンが大丈夫か確認し、エアコンの温度をチェックし、照明を消す
それから、近くのレストランで食事
遅い食事である
なぜか、滋子さんにお休みをいわないと、食事をとる気にならない
不健康な習慣である。
でも、席に着き、ビールを頼み、一口付け、ほっとする
ビールはぐいと飲むものかもしれないが、私には、口につけ、ほっとするのが、一番合っている。
はなしがそれてしまった
実は、滋子さんの寝る前、もうひとつしなければならないことがある。
足側の手すりをはめること
夜、足を動かして、足がベッドから落ちることがある
足を持ち上げる力は無いので、一度落ちると朝までそのままになる
だから、手すりは絶対必要である
夜寝るとき、これを忘れると、滋子さん
あし、あし
という
あわてて、手すりをつけるのである
滋子さんにとって、柵は絶対に必要
足がベッドから落ちていると、大変と思う一方、動いているとほっとする自分がいる
足を動かすことができるようになったのだなあと感謝する
ここのところ、介護の現場で、手すりの事故が多発している
本来、患者の安全のための手すり
ベッドと手すりの隙間に落とし穴があるようである
手すりをがっしりすると、介護の邪魔になる
寝起きが不自由だが、可能な人にとっても障害となる
でも、可能な人が、間違って、隙間に足や体の一部を挟み、事故となる
大きな問題である
Safety-net がDanger-Net に
早く解決できればと切に願う、