皇居

日曜日、久しぶりに外出
東西線竹橋下車
歩いて、5分学術センターに着く
再生医療のシポジウム
5時間付き合うとさすがに疲れる
5時過ぎに開放され、お堀端まででる
5時過ぎはまだ明るい
本当に日が長くなった
近代美術館のほうへ歩いてみた
ご存知のように竹橋から科学技術館のほうへの道は結構な勾配である
新緑がうれしい
サクラの木は秒読み
主役の出番よと幕のそでで待っている
あでやかな振袖姿である
それにしても、新緑を前座にするにはもったいない
このやさしさは心和む
それにしても、そばを走る車の音は興ざめである
すばらしい舞台の観客席で、せんべいやポテトッチプスを食べられているような話である
たとえが良くないか
いずれにしろ、都会の季節や風景にはいつも、不釣合いな障害がつきまとう
それも仕方なしか
周囲5km
皇居である
20台後半によくマラソンをしていた
滋子さんが36分、私が34分だったけ、
わずか２分しか違わなかった
あのときも、この坂道が地獄であった
半ば、科学技術館の入り口
のんびりと振り返り、お堀からの丸の内を見た
日曜日の午後　　活動を停止した東京の心臓があった
坂道を下りながら、家路を急いだ
滋子さんが待っている