ねぼすけ

今日は休日である。
久しぶりに、8時すぎまで、ベッドに寝ていた。
以前なら、10時過ぎである。
とにかく早起きになった。
早起きは3文の得
3文はいまでいうと、いくらになるのであろう。
いずれにしろ、継続しないと、意味が無いのであろう
それに反して、
朝ねは、一番の贅沢
果報は寝て待て
寝る子は育つ
寝ることの得も多い。

30年前、東大の先生と老人性不眠症と睡眠時無呼吸症候群の治療の研究を行った。
最近、SASとして、肥満のある叔父さんの病気として有名となっている。
夜中、眠っているひとを窓越しに見ながら、心電図、動脈血中酸素飽和度を測定したものである。
観察していると、突然心臓が停止し、呼吸が停止し、数分後に動き始める。
これが病状である。
自然に呼吸が戻るのだから、命に問題が無いようだが、心臓にかかる負荷は大きく、再び動かない場合がある。突然死である。

いずれにしろ、そのひとにとって、眠ることが死に直結しているのである。

邯鄲の夢
一炊の夢
人生を表した言葉である。
人生の短さをたとえた中国の逸話であり、ことわざである。

そこはかとなく、頭の中で遊んでいると、30分がたった。
大変、家政婦さんが来る時間だ。起きなくては
慌てて、起き、滋子さんの部屋。
滋子さんは起きていて、じっとカーテン越しに外を見ていた。
おはよう
朝の始まりである。
ねぼすけの朝である。