最近、テレビでクイズ番組が増えてきた。
今、一番長寿のクイズ番組は、日曜日のクイズアタックだろうか。いろいろ趣向を凝らした番組が多くある。
基本的にクイズ番組は安く出来る。したがって、不況になると増えてくる。従来、シロウト参加番組であったのが、いつのまにか安上がりのタレント参加番組となってしまったようです。
テレビを見ながら、なるほどと知識を増やすのはいいことだし、少なくともお酒の席で、上司の悪口をいいあうより、薀蓄を傾けるほうがよい。
一方で無駄な知識を増やすより、必要な知識をいかに増やすかのほうが重要だともうひとつの耳に語りかけてくる。
ここで私のほうから、クイズをひとつ。
学校教育で教わる知識は、前者の薀蓄のぶるいで生活に役立たない知識なのか後者の生活や人生に重要な知識なのでしょうか。

どこかの大臣は日教組が諸悪の根源だと主張し、自滅してしまった。正鵠を得ている発言ではあるけれど、対岸にいる文部省はどうなのか。世の中は、一方的な意見を受け入れない。少なくともそうした良識はあるようです。でも、正鵠を得た意見であることも事実です。
いまさら、一日中机に座って、くだらない授業を受けたいとは誰も思わない。
どちらかというと、学校教育は人生の関門ととらえ、母親たちはていのいい託児所と思っている。
でも、孫たちが我が家に来て、お絵かきをしたり、覚えたことばで一生懸命自己表現をしているすがたをみていると、せめて、教育現場で、知識欲や好奇心をつぶさないでほしいとつくづく思う。
なにもたさない
なにもひかない
これが原点なのでしょうか。
クイズ番組で、小学校や中学校レベルの問題に答えれない安上がりのタレントをみていると、学校の先生にあなた方の教えていることは、せいぜいこんな程度だと、理解してほしいと思う。
肩を張らずに、子供たちの大事な時期を一緒に歩んでほしいと思う。
大事なまごを3匹もつ ジージーの本音である。