幹子が生まれたとき、というより、岡山の実家から鹿島へ帰ってきたときだったろうか、スヤスヤねている寝顔としっかり握った可愛い手を思いだす。
今でも。
初孫のサキが生まれたときは、新生児室の窓越しに見ただけで、微々細細には覚えていない。
いずれにしろ赤ちゃんのしっかり握った手は本当に可愛い。
寝ているとき、手を開こうとすると、小さな指を糸をほどくようになき持ちになる。
無論開いたところで、何もない。空気をつかんでいるだけである。
まるで、生まれてきた幸運をしっかり逃さないようにしているみたいである。
可愛いですね。
反して、しっかりにぎった手のなかは既得権というのは、本当にいただけない。
かつてのノーパンしゃぶしゃぶ、少し景気が悪くなり、遠慮がちに居酒屋タクシー。
Tさんという天下り歴7回というつわものがいる。さすがに厚生労働省ももう天下り先を紹介しないようである。
何度か紹介したい人がいるといってお会いした。そろそろ楽隠居ではと聞いたところ、人に会って名刺がない、肩書きはないのは肩身が狭いから、やめられないとおっしゃっていた。
なるほど、一理ある。
我々も、いろんな会で人と会うとき、今の自分の会社の業務外だとどうしても、名刺を出せない。
こういうときは本当に、困ってしまう。
海外では、名刺交換は殆どしない。もう一度会わなければならないときに限って、名刺交換をするようにしている。
渡しても捨てられるだけである。
セールスマンが何枚名刺を人に渡したかをノルマにしている業界があると聞いた。
会った人の数ではなく、会った人とどんな話をしたかではないかというのは、あたりまえすぎて、面白くない。
いずれにしろ、大人になると、官僚も我々が握り締めた手の中は複雑で、微妙な味がする。汗と涙かもしれない。
いっそ、全てを投げ出して、赤子のような手の握り方も人生かもしれない。
可愛いねといわれたくはないが。
今でも。
初孫のサキが生まれたときは、新生児室の窓越しに見ただけで、微々細細には覚えていない。
いずれにしろ赤ちゃんのしっかり握った手は本当に可愛い。
寝ているとき、手を開こうとすると、小さな指を糸をほどくようになき持ちになる。
無論開いたところで、何もない。空気をつかんでいるだけである。
まるで、生まれてきた幸運をしっかり逃さないようにしているみたいである。
可愛いですね。
反して、しっかりにぎった手のなかは既得権というのは、本当にいただけない。
かつてのノーパンしゃぶしゃぶ、少し景気が悪くなり、遠慮がちに居酒屋タクシー。
Tさんという天下り歴7回というつわものがいる。さすがに厚生労働省ももう天下り先を紹介しないようである。
何度か紹介したい人がいるといってお会いした。そろそろ楽隠居ではと聞いたところ、人に会って名刺がない、肩書きはないのは肩身が狭いから、やめられないとおっしゃっていた。
なるほど、一理ある。
我々も、いろんな会で人と会うとき、今の自分の会社の業務外だとどうしても、名刺を出せない。
こういうときは本当に、困ってしまう。
海外では、名刺交換は殆どしない。もう一度会わなければならないときに限って、名刺交換をするようにしている。
渡しても捨てられるだけである。
セールスマンが何枚名刺を人に渡したかをノルマにしている業界があると聞いた。
会った人の数ではなく、会った人とどんな話をしたかではないかというのは、あたりまえすぎて、面白くない。
いずれにしろ、大人になると、官僚も我々が握り締めた手の中は複雑で、微妙な味がする。汗と涙かもしれない。
いっそ、全てを投げ出して、赤子のような手の握り方も人生かもしれない。
可愛いねといわれたくはないが。