まつり

梅雨の合間の、曇り空は、憂鬱さを道連れにしてくる。
蒸し暑さである。
初夏のすがすがしさのあとだから、なおさらである。
金曜日から日曜日まで、浦安の三社祭りである。
やたらに、みこし担ぎの遠征隊が目立った日々であった。
神田明神の祭りだったのだろうか。休日の本郷のビル街を、みこしが回っていく。住民が減ってきており、参加者はまばらであり、都心の祭りはこうして衰退していくのかなと思っていたら、今はお祭り大好きな女性陣が祭りを支えているのだろう。結構盛んになっている。
娘の旦那の実家が、浅草であることから、浅草でみこしを担がせてもらったことがある。しかも、メインイベントの浅草寺本道前である。いい経験であった。外人部隊は決して担がせてもらえないとのことである。
みこしに　登って、事故を起こすのも外人部隊であり、祭りを盛り上げるのも彼らである。
楽しゅうてやがて哀しき祭りかな
新浦安のバス停でバスを待っていると、首筋にバッテンの日焼け跡の女性二人。祭り半纏から着替えたのだろう。
祭りの余韻はないが、日焼け跡が、妙に鮮明であった。
楽しゅうてやがてあせゆく日焼けかな
梅雨が来月始めに終わると、正に盛夏である。
日焼けがあせる時間はないのかもしれない。