最近テレビを見ながら、感じること。やたらにクイズ番組が多いこと。工夫を凝らしていて、結構面白い。
クイズ番組は制作費用が安く済む。
旅番組もそうである。企画して、製作までのコストが安い。旅館などとタイアップするとさらに安く済むようである。
いずれにしろ、世の中の景気が決して良くないんだろうなあ。
愚者は経験から判断し、賢者は歴史から判断するそうである。
賢者に習えば、一般的に世の中の景気が悪くなってくると、不満が高まる。沸騰点に達すると、混乱が生じる。こうした混乱を防ぐには混乱のもとである内部エネルギーを外部エネルギーに変換する方法が一番良い。今の中国はこのやり方で国民をコントロールしている。
天安門事件から10年というとき、中国には折りよく、コソボで米軍による中国大使館への誤爆事件があり、これをうまく利用した。その当時中国にいた。中国国内でこのニュースが大々的に報じ、反米感情をあおった。そして、天安門事件10年のエポックを乗り切った。勿論香港などではデモがあったが、中国国内は穏やかであった。
今中国は、オリンピックの影に隠れて、地域格差に対する不満が大きく膨らんでいる。チベットだけではなく、辺境地域は一触即発である。かれらは聖火を利用しながら、国外で中国の聖火が踏みにじられていることを国内で報道している。果たして効果は?
さて、日本は今の沸々と湧き上がっているエネルギーをどのように発散させるつもりだろう。自民党が政権から滑り落ちる。これもインパクトはあるかもしれない。でも、日本人の優れたバランス感覚がそれを許すだろうか。
自民と民主の争いを相撲にたとえると、どうも東西の横綱の対戦ではない。むしろ序の口か序2段の相撲のごとき有様。無駄が多く、見方によれば、喧嘩。アスリートの極限の競いあいではない。
ただ異常なのは、観客が少ない国技館に、NHKや民法が押しかけ、報道だけが過密している。
これは、どうも沸々たる内部エネルギーの発散場祖ではないようである。むしろ、下手な吉本のコメディアンのギャグに馬鹿笑いをしたほうがよさそうである。
では、どこに放出していくべきなのか。かつては、隣の国へ出かけて、いちゃもんを付け、戦争に持ち込めばすんだかもしれない。今はそうは行かない。現地でいちゃもんをつけたら、即、ボタン一押しで、決着がつくかもしれない。発散どころではない。無辜のひとたちが巻き添えになる。
国内に多くの問題が、毎日、毎日噴出し、それをマスコミがあおり、国のトップは、ある程度仕方がないとどこかよその国のお話のように語り変えてくる。
まったくしゃれにもならない。
本当に、不安である。今日本どの程度の内部エネルギーが蓄積しているのか、何時それが、どのように爆発するのか。明治以降日本は、日清、日露、第一次、第ニ次とエネルギーの発散をしてきた。歴史に学ぶなら、こんな愚行は、我々の次の世代に残してはいけないと思っている。
でも、本当に、不安である。
クイズ番組は制作費用が安く済む。
旅番組もそうである。企画して、製作までのコストが安い。旅館などとタイアップするとさらに安く済むようである。
いずれにしろ、世の中の景気が決して良くないんだろうなあ。
愚者は経験から判断し、賢者は歴史から判断するそうである。
賢者に習えば、一般的に世の中の景気が悪くなってくると、不満が高まる。沸騰点に達すると、混乱が生じる。こうした混乱を防ぐには混乱のもとである内部エネルギーを外部エネルギーに変換する方法が一番良い。今の中国はこのやり方で国民をコントロールしている。
天安門事件から10年というとき、中国には折りよく、コソボで米軍による中国大使館への誤爆事件があり、これをうまく利用した。その当時中国にいた。中国国内でこのニュースが大々的に報じ、反米感情をあおった。そして、天安門事件10年のエポックを乗り切った。勿論香港などではデモがあったが、中国国内は穏やかであった。
今中国は、オリンピックの影に隠れて、地域格差に対する不満が大きく膨らんでいる。チベットだけではなく、辺境地域は一触即発である。かれらは聖火を利用しながら、国外で中国の聖火が踏みにじられていることを国内で報道している。果たして効果は?
さて、日本は今の沸々と湧き上がっているエネルギーをどのように発散させるつもりだろう。自民党が政権から滑り落ちる。これもインパクトはあるかもしれない。でも、日本人の優れたバランス感覚がそれを許すだろうか。
自民と民主の争いを相撲にたとえると、どうも東西の横綱の対戦ではない。むしろ序の口か序2段の相撲のごとき有様。無駄が多く、見方によれば、喧嘩。アスリートの極限の競いあいではない。
ただ異常なのは、観客が少ない国技館に、NHKや民法が押しかけ、報道だけが過密している。
これは、どうも沸々たる内部エネルギーの発散場祖ではないようである。むしろ、下手な吉本のコメディアンのギャグに馬鹿笑いをしたほうがよさそうである。
では、どこに放出していくべきなのか。かつては、隣の国へ出かけて、いちゃもんを付け、戦争に持ち込めばすんだかもしれない。今はそうは行かない。現地でいちゃもんをつけたら、即、ボタン一押しで、決着がつくかもしれない。発散どころではない。無辜のひとたちが巻き添えになる。
国内に多くの問題が、毎日、毎日噴出し、それをマスコミがあおり、国のトップは、ある程度仕方がないとどこかよその国のお話のように語り変えてくる。
まったくしゃれにもならない。
本当に、不安である。今日本どの程度の内部エネルギーが蓄積しているのか、何時それが、どのように爆発するのか。明治以降日本は、日清、日露、第一次、第ニ次とエネルギーの発散をしてきた。歴史に学ぶなら、こんな愚行は、我々の次の世代に残してはいけないと思っている。
でも、本当に、不安である。