人生にとって、一大事である結婚。
私たちのように、大学を卒業、入社、そしてすぐに結婚とエレベーターのように人生の亜k段を昇ると、社会に出て築き上げた実績や人間関係がないせいか、結婚のときのお祝いや人に掛けた迷惑も極々限定される、一方忘れがたい思い出となる。
仲人をお願いしたのは、二人の中学の恩師である竹原先生。実は同じクラスでもう一組仲人を頼んだ。つまり先生は同じクラスから2組のカップルを教育し、社会へ送り出し、いまだに見守ってくれている。
中学時代の友人が結婚式の写真係をしてくれた。かれは、私と同じ血液型だったので、妹に心臓手術のときも、輸血に駆けつけてくれた。
大学の友人は、3組に分かれ、悪友グループは結婚式の駆けつけてくれ、前日のマージャンに誘い出し、結婚式では学生時代の悪行をさらけ出してくれた。くらぶの友人は、代表で一人結婚式に出てくれ、司会をしてくれた。会社の同期の皆はわざわざ、宇野までお祝いと見送りに駆けつけてくれた。
悪友グループと同じ学部の友人は結婚祝いにロッキングチェアを送ってくれた。
同じ名古屋だった性だと思うのだが、2つのまったく付き合いのないグループが期せずして、同じ会社の同じ型のロッキングチェアを送ってくれた。
私とロッキングチェアを結びつけた発想は今でも分からないが、とにかく驚きと感謝である。今その一台は岡山にあり、もう一台は浦安に引っ越した折、岡山から送ってもらった。
今も建材である。
中学の恩師竹原先生が、卒業のとき送ってくれたことば、人生に大事なものは、3つこの3つが作れれば、人生は幸せであると。
よき師、よき友、よき伴侶

これまでの私と妻の人生はこれだけでも幸せだったのでしょう。あの結婚式以来。