夢

時々、夢を見る。会社の夢である。といっても現在ではなく、以前勤めていた会社の夢である。深刻な夢ではなく、ただ昔の会社に遊びに行っている夢である。戸惑うのは、私自身過去3つの会社に席を置いた経緯があり、その3つの会社の人々が入り混じってくるのある。夢の始めはかなり緻密なのだが、性格が性格なのか、段々いいかげんになり、そのうちわけがわからなくなり、いつの間にか席に座って仕事をしており、ふと気がつくと服装がパジャマや下着のままで、あわてて洋服を着ていると、いつの間にか家にいて、会社に遅刻しそうになりながら、靴下を履くのに苦労している、、云々。とにかくあわただしい夢である。
その中で、出会うひとびと、以前の同僚、皆昔のままで年を取っていない彼らがいつもいます。
先週金曜日、以前勤めていた会社（不幸にして倒産した会社である）の面々が会うことになった。特に私にとって、その会社は退職したあと、コンサルタントとして、再建を影から支えた経緯があり、思いは深い会社であった。従業員150人程度の会社である。
会場は秋葉原の居酒屋であった。
7時ということで、その時間にいくと、10数名の懐かしい顔。すぐに名前が出る顔。名前以外は全て思い出すのに名前が出ない顔。ぜんぜん代わらない顔。頭が涼しくなりすぎた顔。それぞれである。同じ医療業界に残っている顔。まったく別な業界にいった顔。東北に戻ったと思ったら、また東京に舞い戻って医療業界にいる顔。
懐かしく話しているうちに、いつの間にか25～26名。わずか150人程度の会社、倒産して10年ぐらいたつのに、まだ吸引力はすばらしい。
また、会いたいとおもっている顔、顔。
また夢で会いそうである。