ここ最近のブログを見ていると、妻のことを書いていない。問題なく、つつがなくである。
明日から介護の会社が冬休み。4日のディサービスまで妻と二人である。
初めての試練である。
6日間二人きりである。ここ最近ない経験である。今までは長くいるときっとお互いわがままになり、よく喧嘩した。年越しの初詣で浅草に行くと、必ず喧嘩した。年越しの喧嘩である。理由はいつも同じで、どこに駐車するかである。妻はできるだけ開いたスペースをさがし、結果として浅草寺から遠くなり、20分以上歩かなければならなくなる。私は歩きたくないことから、何故もっと近くに駐車しないのかと文句を言う。
後から考えると情けない喧嘩であった。
でも、今は懐かしい。あの頃のようにもっと喧嘩がしたい。
今は、妻のことを考えると、喧嘩は出来ない。
妻に見せられる顔を笑顔だけである。その顔以外は妻を不安にさせる。
動けない妻にとって、不安だらけである。私だけを頼りにしている。命綱である。
その妻に、私の不安は、妻にとって致命的な不安となる。

私の顔は笑顔だけである。
妻の顔はというと、本当に表情豊かになった。
笑顔、泣き顔、何かを訴えたい顔。
今の私の支えである。