早く一緒に食べたいね

葛西循環器病院で月に1回か2回言語訓練を受けている。主に食事の訓練である。
1回の費用は700円と安いのだけれど、普通のタクシーが使えないので、しかたなく介護タクシー。一回12,000円程度かかる。
家に帰ると、まず車いすにのりたいとのお申し付け、次にプリンである。以前は、舌の上に量を加減しながら、乗せると飲み込んでいた。時折むせていた。早すぎたり、量が多いとすぐにクレーム。
今は、量も適当、舌の上に乗せると、ごっくんとおいしそうに飲み込む。
随分食べ方が上手になってきた。訓練の成果。
食欲が出来たのだろう。
先日、久しぶりにイトーヨーカドーで、お弁当を買い食べていると、何をたべているのと、車椅子から、問いかけてきた。お弁当の内容をいうと、食べたいとのこと。
自分が食べられないことは、十分判っているのに、食べたいという。
少し試してみると聞くと、少し考えて、いいと答える。
食欲は訓練しなくても十分。でも咀嚼と飲み込みはまだ訓練が必要のようです。

早く一緒に食べたいねというと、うんとうなずく。

テレビでギャル曽根という女の子が、おいしそうに焼肉を食べていた。

妻の食欲が増す時間である。