かつて、スペインにドン・キホーテ。相場ロシナンテにのり、従者セルバンティスとともに、風車を怪物と思い込み、突進し敗北するしーんはあまりにも有名。ヨーロッパでは聖書の次に愛読されている本。
ドン・キホーテ
誇大妄想的に、微力で大仕事に向かう姿。
年の瀬に、ドン・キホーテの面々と会う。
イランでガス液化プロジェクトを立ち上げようとしている。仮契約は終わっているとのこと。来年はお手伝いしなくてはならないよう。
海外プラントの経験者に聞くと、まず危ない。やめとけ。というご忠告。
私もそう思う。
ドン・キホーテ
日本は何時から豊かになって、チャレンジ精神がなくなったの?
かつて、戦後の目覚しい復興は、すべてドン・キホーテのように、敗戦の荒野から立ち上がったのでは。
あのとき、誰がやめとけ、危ないっていったのだろう。
今我々は、ドン・キホーテの遺産を食い潰し、我々の子供にまで負債を背負わせようとしている。
今、もしかしたら、わたくしたちは、本当は60年前の終戦、いや敗戦のときの焼け跡にいるのでは?
かつて、フォークソングに、青年は荒野を目指すという歌があった。
米国では、ケネディがニューフロンテア政策をかかげ、宇宙開発を目指した。
ねえ、今
六本木や埼玉にある物議をかもしたドン・キホーテではなく、戦後の復興を実行したドン・キホーテは?

ドン・キホーテはどこに