我が家の今年の重大ニュースはなんと言っても、滋子さんの退院と在宅介護の開始である。
その後もここ半年は、見習い在宅介護士である。というより、家事見習いかもしれない。
クリスマスの飾りをしながら、大掃除の準備を行っている。
今週は窓掃除を行う予定。天気が悪ければ、台所の整理。
仕事の段取りで、家事をてきぱき。
結構出来るものだ。
でも、何かが違う。
何が違うのかというと、妻は私との生活をまもるために、二人のために家事をおこなっていた。
私は、段取りを考えながら、とりあえずうまく、妻が倒れても、家をきれいにしているということを考えて、行っている。
力の入り方が違うのかもしれない。
昨年は、妻を一時退院をして、クリスマスと年末を過ごした。
クリスマスは3日。娘家族と息子家族といっしょにクリスマスを祝った。にぎやかなクリスマスであった。
彼らが帰った後、嵐のあとのように、虚脱感と静けさが残った。
妻に楽しかったねといったら、うなずいていたが、明日は静かにしていたいと付け加えた。
ごもっともである。
今年も、彼らがやってくる。嵐のように。
きっと妻は喜ぶだろう。