日の出は6時13分。散歩に出る。かなり寒い。暖かい陽射しが、イトーヨーカドーのビルを照らし始め、陽射しがどんどん伸びてゆく。まだ、人通りはほとんどない。時折、車がスピードを上げて走りすぎてゆく。
30分ほど、散歩して、新聞と牛乳を買い、家に帰る。タオルをぬらして、妻の顔を拭きながら、「おはよう」。
まだ眠そう。
食事のために、チューブを接続する。布団をはぐと、寒そう。チューブを取り付け、布団をかけて、朝ごはんだよ。
窓のカーテンを少し開けて、今日はいい天気だよというと、まぶしいとクレーム。
窓を開けて、新鮮な空気を入れようとすると、寒いとクレーム。
まったくもう。といいながら、妻の顔をのぞくと、子供の顔。
仕方ないか、、、、。
わがままおばさん。
今日は月曜日、今週もがんばろうね。
うなずく、妻。朝は本当に眠そうである。
ドアを閉めて、家を出る。通りは打って変わって、駅へ急ぐ人そして自転車。バス停は次のバスを待つひとが数人並んでいる。海のほうから(ベイパーク)バスが来るのが見える。
交差点走り、列の後ろに並ぶ。
見上げると我が家の窓が見える。カーテンが閉められている。
いつだろうか、あのカーテンが開き、妻が見送りにのぞいてくれる日は。
やがてバスが止まり、乗り込む。
朝を乗せて、駅へバスは走り出す。