以前お話したように、フランスにはよく行きました。そしてアフリカのフランス語圏の国にも。
結構あります。 モロッコ、モルタニア、ベナン、コートジジュボアールそしてセネガル。
日本でワールドサッカーに来た国ですので、ご存知のひとも多いと思います。
なによりも有名なのは、パリダカレースのゴール地点、。
数年前、パリダカのゴール後、セネガル大使館でのレセプションにでて、三菱パジェロの増岡さんたちにお会いしました。勿論日焼けした顔などから、レースの過酷さが理解できますが、意外と小柄なひとだった印象があります。
それはともかく、セネガル滞在中、フランス語圏なので、通訳の女性をと同行。まだ生きていらっしゃるので、Mさん。恋多きおば様。食通なので、よくいっしょに食事をしました。
Mさんいわく、あなたの口の悪いのは、我慢するけど、頼むからワインはかならずついでください。決してワイングラスを空にしないでとのこと。
フランスでは、ワインはもてなすホストのお酒。銘柄の指定。試飲。有名な日本のフレンチでは、ウエィターがお客のグラスを空にしないよう気を使いますが、我々が行く家庭的なレストランでは手酌。でも銘柄の指定。試飲。これはかわらない。そしてホストである私がお客さまにワインをつがなければなりません。同席の女性のワイングラスが空になっていることは、その女性を軽く見ていることになるそうで、埃高きおば様には耐えられないそうです。
神妙に判りました。仰せの通り。楽しい食事の鉄則。おば様にはさからはない。
こまめに、ワインをグラスに。
おいしい食事に、話に興がのってきて、おば様のワインのピッチもアップ。
こちらもそのうち、酔いがまわってきて 、
ウエィターに
「すみません、バケツを」
日本語なので、周りには通じませんが、思わずおば様、じろり。そして大笑い。
楽しいワインのマナーである。