凱旋門のあるシャルルドゴール広場から、オベリスクのあるコンコルド広場まで、緩やかな坂道これが、シャンゼリゼ通り。
以前話をしたように、外資系会社に勤務していた折、フランスに滞在し、休日はパリで過ごした。
夜は、仲間といっしょのときは、モンパルナスあたりで、食事、お酒、一人のときは怪しげなモンマルトルあたりで、さらに怪しげなお姉さまとお酒。
朝、6時ごろ、ホテルを出て、パリの市街を散歩。といっても、シャンゼリゼ通りのカフェ。
遊びつかれた老若男女。夜のお勤めが終わったウエイター、ウエイトレス。その他生業がわからない人種。
様々な人が、コーヒーとクロワッサンなどの朝食をとっている。
パリの冬の朝、夜明けは遅い。少しずつ白み始めた窓の外を眺めながら、そろそろねぐらへと、いろいろな組み合わせの男女が、車を乗り合わせて帰っていく。
コーヒーの何度かのおかわり。
それもさめてきた頃、そろそろ、朝の人種がカフェに集まってくる。人種の交代。人生の交代。
こちらもそろそろ、眠くなってきた。ホテルに帰って、ひと風呂浴びよう。
それから、冷たいビール。
昼も夜もないでたらめな休日。
フランス滞在中、言葉の問題、仕事の厄介さで、平日は疲労困憊。
せめて、休日はでたらめ。
楽しい滞在であった。
以後、仕事でセネガルへ行く機会が増えたとき、パリで一泊。
美術館、史跡はご遠慮したが、夜明けのシャンゼリゼの朝食は欠かせないイベントであった。
通りの店も大きく変わっていたが、朝の気だるさと退廃は昔も今も変わらない。
ロマンロランはジャン・クリストフのなかで、パリを虚栄の市と称した。
以前話をしたように、外資系会社に勤務していた折、フランスに滞在し、休日はパリで過ごした。
夜は、仲間といっしょのときは、モンパルナスあたりで、食事、お酒、一人のときは怪しげなモンマルトルあたりで、さらに怪しげなお姉さまとお酒。
朝、6時ごろ、ホテルを出て、パリの市街を散歩。といっても、シャンゼリゼ通りのカフェ。
遊びつかれた老若男女。夜のお勤めが終わったウエイター、ウエイトレス。その他生業がわからない人種。
様々な人が、コーヒーとクロワッサンなどの朝食をとっている。
パリの冬の朝、夜明けは遅い。少しずつ白み始めた窓の外を眺めながら、そろそろねぐらへと、いろいろな組み合わせの男女が、車を乗り合わせて帰っていく。
コーヒーの何度かのおかわり。
それもさめてきた頃、そろそろ、朝の人種がカフェに集まってくる。人種の交代。人生の交代。
こちらもそろそろ、眠くなってきた。ホテルに帰って、ひと風呂浴びよう。
それから、冷たいビール。
昼も夜もないでたらめな休日。
フランス滞在中、言葉の問題、仕事の厄介さで、平日は疲労困憊。
せめて、休日はでたらめ。
楽しい滞在であった。
以後、仕事でセネガルへ行く機会が増えたとき、パリで一泊。
美術館、史跡はご遠慮したが、夜明けのシャンゼリゼの朝食は欠かせないイベントであった。
通りの店も大きく変わっていたが、朝の気だるさと退廃は昔も今も変わらない。
ロマンロランはジャン・クリストフのなかで、パリを虚栄の市と称した。