残暑といえど、やはり確実に秋は訪れています。
都会にいると季節感を何で感じるかといえば、
花木: 妻と違い、花の名前、季節がわかりません。しかし、冬から春にかけての花々が咲きはじめる折、さすがに私にも春の訪れを感じます。特にサクラは妻と一緒にたのしみにしていましたので、格別です。以前勤めが松戸にあり、車で矢柱霊園のそばの道を毎日通っていましたときの経験。道路はサクラのトンネル。12月の冷え冷えとした空に、サクラの枝。
フロントガラスから見える枝に、来年の芽。1月ごろになると、わずかに赤みがさしてきます。2月啓蟄のころ、サクラの枝はほんのり桜色にかすんで見えます。本当に春がもうすぐ。実感します。
おっと話は夏から秋のこと。失礼しました。思い出に浸りながら、妻の元気に運転している顔が目に浮かびました。失礼。
そうそう夏から秋。
やはり太陽でしょうか。6時過ぎに新浦安の駅。7月8月は、まだまだ日中の暑さを引きずった明るい世界。いまは9月の中旬。すでに6時過ぎますと暮色。
まだ暑さの名残はありますが、やはり、こころよい浜風を肌に受けます。
昨日、昼間妻がベッドの横のカーテンをまぶしいから閉めてほしいとのこと。気がつけば、横から残暑厳しい陽射しが差し込んできています。太陽の軌道が少しずつ変わってきています。
ベッドに寝ている妻は太陽の動き、窓から挨拶する陽射しで感じるのでしょうか。
5時ごろになるとそろそろ、部屋の明かりをつけなくては。
確実に妻の病床に秋が訪れてきています。