ふがいない僕は空を見た/窪 美澄 | 葦の髄から天井を覗く

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ふがいない僕は空を見た/窪 美澄
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「ふがいない僕は空を見た」


図書館で見つけた時、「!窪田正孝くんが出た映画。原作があったんだ・・・!(観ていない)」


初めて聞く作家さんだけど、とにもかくにも借りてみた。



読み始めた時は、「あぁ、今こんな気分じゃない」って思った。


「賢者の愛」がはっきりとした性描写だったので、そして気分も落ちていたので、立て続けに性描写がはっきりとしているものは・・・ちょっと・・・


と思いつつも、まさくんはどんな役をやったんだろう、って気になって読み進めた。


目次をよく見ずにスタートして、「ああ、これ短編集なのね。短編で、よく映画作ったな~」なんて思いつつ(そのうち「ふがいない僕は空を見た」というお話があるのだと思ってた)。


ところが、二つ目のお話が、さっき読み終えた話とリンクしている。


一つ目は、男子高校生の話。


二つ目は、その男子高校生の不倫相手の主婦のお話だった。


お話のたびに主人公が変わる、けれど話が繋がっている(時系列は当然バラバラ)、連作となっていた。


そして、5つの話すべて合わせて、「ふがいない僕は空を見た」だった。


3番目のお話までは、すべて「性」が絡んでる話だったんだけど、4つ目の「セイタカアワダチソウの空」は「生」のお話だった(いや、ちょっと性も出てくるけれど)。


そして、そのお話の主人公は、窪田正孝くんが演じた「福田くん」。


答え合わせせずとも、「これはまさくんだな」ってはっきりと思い浮かべることができた。


きっと、ものすごくいいお芝居をしたに違いない。


映画も観てみたいな。


読み始めた時に抱いた印象とはまるで違う小説でした。よかった。読み終えて検索したら、本屋大賞第二位だった。なるほど。