とっくん とっくん | 葦の髄から天井を覗く

葦の髄から天井を覗く

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洗面所で、洗濯物を干してたら、


次男が、糸電話を持ってきて、


「お母さん、しゃがんで」って。


しゃがむと、片方の紙コップを私の胸にあて、


反対側を自分の耳に。



「あれ?聞こえない。お母さん、動いてない」



( ´艸`)



糸、たるんでるしね。


きてごらん、と次男の耳を、胸にそっとつけさせる。


「あ~、聞こえた。動いてた」


それはよかった。


お母さんにも聞かせてね、と次男の胸に耳をあてる。


とっくん、とっくん。


優しい音がした。




思い出す。


小さいころ。


母親と、自転車2人乗り。


ご近所の人に会い、母親が立ち話を始める。


母の背中に、そっと寄りかかる。


耳を背中にあてる。


くぐもって聞こえる、母の声。


この声を聞くのが、とってもとっても大好きで。


その頃は、理由なんてわからなかったけど、


少し大きくなって、


「あぁ、あの声は、お腹の中で聞いてた声だったのかな」


って思った。



季節がめぐる。


また近づく。


また、思い出す。


また、暑い季節がやってきた。