ストーリー・セラー/有川 浩 | 葦の髄から天井を覗く

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ストーリー・セラー/有川 浩
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2月にリクエストしていて、やっと順番が巡ってきました。

予約していた事も、忘れかけていたあせる


装丁がすてきです。

背表紙の、「ストーリー・セラー 有川浩」って手書きの文字なんだけど、ご本人の字なのかな。


Side:A/Side:Bと2つのお話。


有川さんの書く、恋に不器用で、正直で、オトコ前な女性と

濃やかで、知的な男性の組み合わせ、好き。


今回も、そんなカップルのお話で。

読み進めるうちに、「これって、有川さんのこと?」と思えるような夫婦関係。


読書が好きな男性と、小説家を目指す女性。

2人が付き合うまでのストーリーに、2人が交わす言葉に、またきゅんときて。


女性が売れっ子小説家になった後の、編集者とのトラブルとか。

前に読んだ本のあとがきに、似たような話があったよなぁ、と思いながら、

ますます、「有川さんのこと?」と思いながら読んだ。


と、男性目線で書かれたSide:Aを読み終わり。

当然、Side:Bは、相手の女性目線で書かれているのかと思ったら。


ん?続き?今度も女性作家と、その夫が主人公。

あ、Aのお話は、Bの女性作家が書いた、劇中劇?物語の物語だったのか。

それとも、Aの女性作家が最後に遺した作品が、Bの話?

パラレルワールドのような。


これもまた、有川さんご夫婦の話が織り交ぜてあるのかなぁ、

と思いつつ読みました。

「図書館戦争」や「阪急電車」、あとがきを読むと、

ストーリーを思いつくきっかけを、旦那さまが拾ってくる事が多々あるようなので。



そして、あとがき。

いつも、有川さんの本は、あとがきも楽しみにしています。

あとがきを含めて、この方の本が好きです。


今回はお笑い一切なし。

最後の一行が、、、、




現実は、つらいことがたくさんあるから、おこるから、

物語は、できればハッピーエンドがいい。

読んで幸せな気分になれたり、、甘い気持ちになるような、幸せな結末。


でも、死を書くことによって、死の物語を読むことによって、

人は折り合いをつけることもあるのかもしれない。



もう一度、最後の方をぱらぱらめくって、気付いた。

あとがきだと思っていたけれど、あとがきって書いてなかった。

最後の最後まで、物語の一部だった。

ますます、煙につつまれる。