- ストーリー・セラー/有川 浩
- ¥1,365
- Amazon.co.jp
2月にリクエストしていて、やっと順番が巡ってきました。
予約していた事も、忘れかけていた![]()
装丁がすてきです。
背表紙の、「ストーリー・セラー 有川浩」って手書きの文字なんだけど、ご本人の字なのかな。
Side:A/Side:Bと2つのお話。
有川さんの書く、恋に不器用で、正直で、オトコ前な女性と
濃やかで、知的な男性の組み合わせ、好き。
今回も、そんなカップルのお話で。
読み進めるうちに、「これって、有川さんのこと?」と思えるような夫婦関係。
読書が好きな男性と、小説家を目指す女性。
2人が付き合うまでのストーリーに、2人が交わす言葉に、またきゅんときて。
女性が売れっ子小説家になった後の、編集者とのトラブルとか。
前に読んだ本のあとがきに、似たような話があったよなぁ、と思いながら、
ますます、「有川さんのこと?」と思いながら読んだ。
と、男性目線で書かれたSide:Aを読み終わり。
当然、Side:Bは、相手の女性目線で書かれているのかと思ったら。
ん?続き?今度も女性作家と、その夫が主人公。
あ、Aのお話は、Bの女性作家が書いた、劇中劇?物語の物語だったのか。
それとも、Aの女性作家が最後に遺した作品が、Bの話?
パラレルワールドのような。
これもまた、有川さんご夫婦の話が織り交ぜてあるのかなぁ、
と思いつつ読みました。
「図書館戦争」や「阪急電車」、あとがきを読むと、
ストーリーを思いつくきっかけを、旦那さまが拾ってくる事が多々あるようなので。
そして、あとがき。
いつも、有川さんの本は、あとがきも楽しみにしています。
あとがきを含めて、この方の本が好きです。
今回はお笑い一切なし。
最後の一行が、、、、
現実は、つらいことがたくさんあるから、おこるから、
物語は、できればハッピーエンドがいい。
読んで幸せな気分になれたり、、甘い気持ちになるような、幸せな結末。
でも、死を書くことによって、死の物語を読むことによって、
人は折り合いをつけることもあるのかもしれない。
もう一度、最後の方をぱらぱらめくって、気付いた。
あとがきだと思っていたけれど、あとがきって書いてなかった。
最後の最後まで、物語の一部だった。
ますます、煙につつまれる。