最近、家族全員で朝ドラを見ています。

NHKプラスで、夕食のときに見るのが我が家のルーティーン。

 

15分というのが、夕食のタイミングでなんともちょうどよいだけでなく

朝ドラって、よく明治や大正、そして、戦争のことについても触れてくださるので

子どもたちに大変いい学習素材になるなとしみじみ思っています

 

昨年、息子の中学受験の国語をやっていたときに

明治の田舎のほうの話で、おうちにお金がないけれども、学校に通いたい少年

という設定のお話がでてきたのですが

息子、サッパリわからなかった・・・(呆)

学校をやめさせてくれって言ってるの?!と逆の想定で思い込み読みしている事態。

でも、11年とちょっとしか生きてきていない中で、

「昔はお金がないから学校に通うのも大変だった」

なんてなかなかわからないですよね

 

ほかにも

病気のお母さんのお見舞いにいくときに、バスの回数券がどんどんなくなっていく悲しさ

について語っている文章で

バスの回数券ってなに?

バスの料金板ってどういうこと?

となっていて、

わたしが「そこなんかーい!チーン。。」と思ったともありました

 

子どもたちの世界って、思ったよりずっと狭くって

おうちと学校(しかも自分のいるクラス)ぐらいしか見えていないので

その中で、自分が体現できない環境をいかに理解できる人になるか

それを助けてくれる一つがテレビだと思います

 

私の子どもの頃って、

8月が近づくと

火垂るの墓とか、ガラスのうさぎとか、映画やったりしていて

なんとなくそこで戦争について感じれる機会があったと思うのですが

最近はその機会も少ないですよね。

そんな中で、今回の朝ドラの、虎に翼で言えば

戦争でひもじい日本になっていく様子を淡々と、

現代の人が受け入れやすいように取り入れていて

お鍋などを没収されていく様がでていたり

お寿司やさんや甘いものやさんが営業できなくなっていったり

防火訓練している様子がでてきたり。

 

戦後の様子はだいぶ美化されつつ描かれている気がしますが

それでも、闇市や、戦争孤児など、直接でてくるものだけでなく

チョコレートに対する対応や

DDTを吹き付けるシーンがでてきたりして

「あ、これ、なんだかわかる?」と子どもたちに聞きながら説明する時間ができたりして

朝ドラからの話題の盛り上がりができる点がいいなぁと思います

 

子どもたちにとっては、土間でごはんを作っていることですら、新鮮なレベル

でも、一度見て、話をしておけば

「ほら、あのとき、とらちゃんがさ、あぁしてたじゃん!!」

と次に説明できるので、

子どもたちの記憶に残りやすくなることうけあいです。

 

時代背景だけでなく、

ドラマのメンバーが口にした言葉をとりあげて

「なんでこういったのかしら?この人の気持ちは?」

なんて会話をしてみるのも面白いです。

昨年の我が家の事例では、小2娘のほうがよく心情理解していることもままありました

(だから国語がさ・・・(以下略))

 

読書も新しい世界をくれる手段ではありますが

朝ドラ、親子でみるのがおすすめです。