こぐま座.
この星座には、現人類に一番貢献しているであろう北極星があります.
北極星は妙見菩薩として崇められてもおりますね.
こぐま座のように季節を問わず見える星を周極性といいます.
さて、下はこぐま座の写真ですが、β星のコカブと間違えないことが肝心です.左端が北極星(天の北極に一番近い星)で、こぐまのしっぽにあたります.右端の明るいのがやはり二等星でコカブといいます.実は、紀元前1100年ではコカブが北極星でした
.これは、地球がコマ運動をしているためです.
周りに本当に星が少ないですねえ.
ガイド線を入れてみましょう
EOS60Da+SIGMA17~(35)~50mmズーム
撮影時間が早いと、ベランダからは建物が邪魔になります(^^;
北極星の周りには
あまり知られておりませんが、北極星は伴星がありまして二重星なのです.
昨年は北極星までの距離が、従来の431光年ではなく323光年との報告がなされました.
では、ガイド線を入れてみます.
天の北極とは僅かにずれています.従って、北極星も小さな輪を描きます.
晴れた風のない日に、日周運動を撮影してみます.
λ星は、現在の星の明るさの基準とされている星です.1等星は6等星より100倍明るいのは知られておりました.昔は北極星が明るさの基準となっていた時代もあるのですが、伴星によって変光するのでラムダ星が選ばれたという訳です.但し、こちらは6.5等星なのでした.
等級の複雑な歴史があるのですね.北極星も移り変わりがあることを、しっかり刻み込んでおきましょう.
EOS60Da+SIGMA50mm、スカイメモRS