プロトコールマナー講師の嵯峨裕美子です。
雅叙園の「渡風亭」で、日本古来の伝統的技法を現代的な感性で作り上げた会席料理をいただきました。
お正月の1日から3日までは、日本料理店で限定の会席料理をいただける機会を毎年、愉しみにしております。
会席料理のお献立におせち料理が組み込まれ、「先付け」におせち料理の基本といえる「祝い肴三種」の黒豆・数の子・ごまめなどになります。
また、「椀盛」が「吸い物・煮物」としてお雑煮になりますが、日本料理店によって関東でも様々なお雑煮をいただけます。
雅叙園の「渡風亭」では、「椀盛」の雑煮椀は甘鯛が入った塩味のすまし仕立て、薄い大根がベールを纏っているようで印象的でした
関東では、焼いた角餅、かしわ、ほうれん草、椎茸、みつばに、しょうゆとみりんのすまし仕立て(昆布・かつおだし)のお雑煮イメージが強く、このレシピは我が家でも真似したい一品です
御献立
祝肴:茶振り生子、このわた、数の子土佐まぶし、春小鯛紅白なます、絵馬レバー羹、扇厚焼淋化粧
椀盛:雑煮椀
造り:寒椿造り
家喜物:柚子釜伝宝焼
多喜合せ:手毬芋
油物:筍重ね揚、椎茸慈姑揚、たらの芽
食事:貝柱御飯
留椀:赤出汁
香の物:白菜の柚子漬
甘味:五穀お汁粉
皆様も是非、お正月にいただくお雑煮の参考にしてくださいね
私は関西の丸餅、里芋、大根、にんじん、白味噌仕立てのお雑煮も大好きです。
雅叙園「渡風亭(とふうてい)」
会席料理