かなり変わったお庭があるという噂を聞きつけたので、今回は「哲学堂公園」なる場所に出かけてみました。 哲学堂公園は哲学者・教育者であり、東洋大学の創始者としても知られる井上円了が、明治期に精神修養の場として創設した場所です。 東洋哲学と西洋哲学の両方に親しみ、明治維新後の動乱の時期に際して、民衆を合理的思考により啓発しようとした井上円了。 園内には、哲学世界を視覚的に表現する意匠が凝らされ、また各所の堂宇では仏教の釈迦・龍樹(ナーガールジュナ)、バラモン教の迦毘羅(カピラ)、儒教の孔子、道教の荘子、朱子学の朱子、古代ギリシア哲学のソクラテス、近世ドイツ哲学のカント、そして日本の聖徳太子と菅原道真などが、聖人あるいは賢人として祀られています。 なんとも不思議な世界観に、ぜひ浸ってみてください♡

ほうほう。