コロナを生き抜く女性たちの声!
「私、大丈夫ですかね」
2020年から現在まで、新型コロナウイルスは全世界で猛威を振い、その影響は貧困や精神的な生きづらさを抱える女性たちにも多大な影響を与えました。
■渋谷のホームレス女性の事件
■生理の貧困
■大学生にも生活保護
■“親ガチャ”で失敗
■炊き出しに並ぶ親子
■非正規で働く女性のリアル
■高学歴風俗嬢
■「ホームレス=段ボールハウス」ではない
■貧困専業主婦
■飛べないCA
■トー横キッズ
■夫に「バカ、死ね」と言われて
■タクシードライバーはウーバーイーツ配達員
■ベトナム人留学生たちの苦悩
■ヤングケアラー少年の事件――。
本書では、この2年間半に起きた事件や事象などを織り込みながら、
コロナ禍で翻弄され続けた女性の実情を映し出しています。
ーー不寛容な社会で、必死に生きる彼女たちの姿を感じとってもらいたいーー
【目次より】
序章 あの日から
第1章 2020年1から6月 街から人が消えた
第2章 2020年7から12月 働きたくても働けない
第3章 2021年1から6月 先が見えない
第4章 2021年7から12月 オリンピック
第5章 2022年1から6月 失われた2年間
終章 つながれる社会に向けて
【著者略歴】 樋田 敦子(ひだ あつこ)
東京生まれ。明治大学法学部卒業後、新聞記者に。日航機墜落事故、阪神淡路大震災など、おもに事件事故報道の現場に立った。10年の記者生活を経てフリーランスに。「婦人公論」「ビジネスインサイダー」「弁護士ドッドコム」など多くの雑誌やネットメディアで女性や子どもたちの問題をテーマに取材執筆を行うほか、テレビやラジオの番組構成も担当。著書に『女性と子どもの貧困』など。