大学生の青山霜介はアルバイト先の絵画展設営現場で運命の出会いを果たす。

 白と黒だけで表現された【水墨画】が霜介の前に色鮮やかに拡がる。

 深い悲しみに包まれていた霜介の世界が、変わる。

 巨匠・篠田湖山に声をかけられ【水墨画】を学び始める霜介。 

【水墨画】は筆先から生み出す「線」のみで描かれる芸術。描くのは「命」。

 霜介は初めての【水墨画】に戸惑いながらもその世界に魅了されていく―― 。

水墨画との出会いで、止まっていた時間が動き出す。

「運命の出会い。」

「人生が変わる---。」