11月3日(木・祝)より東京・角川シネマ有楽町、福岡・中洲大洋映画劇場、11月4日(金)より名古屋・名演小劇場にて公開 今年の5月、ウクライナのゼレンスキー大統領がカンヌ国際映画祭の開会式のスピーチで触れて話題になった『独裁者』を含むチャップリンの代表作の17作品(長編・短編含む)を、没後45年にあたる今年、デジタル・リマスター版で初めて一挙上映いたします。 放浪者チャーリーの盲目の花売り娘への献身的な愛に涙する、3年もの歳月をかけて製作された珠玉の名作『街の灯』、アカデミー賞作曲賞を受賞した切なくも美しいメロディーと共に描かれる、老芸人の若いバレリーナへの無償の愛を描いた『ライムライト』、痛烈な機械文明への風刺をこめた現在に通じる傑作『モダン・タイムス』、ゴールド・ラッシュを背景にしたスラップスティックコメディ『黄金狂時代』。そして映画史上初の世界的大ヒット映画、血のつながりを超えた親子の愛を描く『キッド』、チャップリン・コメディの最高峰、第1回アカデミー賞®特別賞受賞作『サーカス』など。特に、『キッド』『サーカス』の2本は初の4Kデジタル・リマスター上映となります。未だ色褪せないチャップリンの珠玉の数々の作品は、政治的メッセージだけではなく、笑いとペーソス、そして現代にも通じるテーマを持って我々の心に響きます。混沌とした現代だからこそ、いま私たちにチャップリン映画が必要なのです。
【全上映作品タイトル】 『キッド』(1921) ※4K初上映 『巴里の女性』(1923) 『黄金狂時代』(1925) 『サーカス』(1928)※4K初上映 『街の灯』(1931) 『モダン・タイムス』(1936) 『独裁者』(1940) 『殺人狂時代』(1947) 『ライムライト』(1952) 『ニューヨークの王様』(1957) 【短編】 『チャップリン・レヴュー』(1959) ★チャップリンが音楽を作曲し、短編『犬の生活』(1918)、『担へ銃』(1918)『偽牧師』(1923)の3タイトルを1本に再編集した作品 『一日の行楽』(1919) ※『サーカス』と併映 『サニーサイド』(1919) ※『キッド』と併映 『のらくら』(1921) ※『巴里の女性』と併映 『給料日(1922)』 ※『黄金狂時代』と併映
◆トークイベント付き上映決定 ※全て上映後イベント。登壇者は予告なく変更になる場合がございます。 11/3(木・祝)10:45~『独裁者』 登壇者:大野裕之(日本チャップリン協会会長・脚本家) 11/6(日)12:45~『給料日』+『黄金狂時代』 登壇者:戸田奈津子(字幕翻訳家) 11/19(土)12:45~『ライムライト』 登壇者:羽佐間道夫(声優)&大野裕之(日本チャップリン協会会長・脚本家) 11/23(水・祝)14:45~『ライムライト』 登壇者:笠井信輔(フリーアナウンサー)