小学6年生の航祐(こうすけ)と夏芽(なつめ)は、団地で育った幼馴染。

夏休みのある日取り壊しの決まった団地で遊んでいると、不思議な現象に巻き込まれてしまう。

気づくとそこは、あたり一面の大海原で── 航祐たちは元の世界に戻れるのか。

ひと夏の別れの旅がはじまる。