本当の敵は、ウイルスではなくて人間なんじゃないか?
「指定感染症2類相当から5類へ! 」
「イベルメクチンを開業医の武器に! 」
「ステイホームで高齢者を閉じ込めて認知症を悪化させている! 」
…… 何か提案をするたび、「町医者のくせに」と叩かれ、おかしな医者だと指さされた。
しかしこの人間が地域を守り、多くのコロナ患者を救ったのは、まぎれもない事実である。
本書は2020年1月より2021年8月の長尾和宏のブログから主にコロナ関連の記述を抜粋し加筆、編集したものである。
一人の町医者の闘いの軌跡であると同時に、日本のコロナ対策を振り返るための、貴重な記録にもなった。
まるで、カミュの「ペスト」のように。
「ふむふむ」