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何故、チェは20世紀最大のカリスマとなったのか? 1955年、メキシコ。

歴史を変えることになる、宿命の出会いがあった。

持病の喘息を抱えながらも、ラテン・アメリカの貧しい人々を救いたいと願うアルゼンチン人の青年エルネスト・ゲバラと、故国キューバの革命を決意するフィデル・カストロ。出会った瞬間、2人は魂で感じ取る。

互いに、理想の世界のためなら命も惜しまない同士であることを。

ゲバラ27歳、カストロ29歳の夏だった。

 

 

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「キューバ革命」を奇跡的成功へ導いたチェ・ゲバラは、1965年3月、忽然とその姿を消した。

突然の失踪に様々な憶測が飛び交う中、盟友カストロが、ゲバラの残した“別れの手紙”を公表する。

「今、世界の他の国々が、僕のささやかな助力を求めている。

君はキューバの責任者だからできないが、僕にはできる。

別れの時が来たのだ―」

 

「魂!」GOGOGO!