戦乱に明け暮れる中世社会。

人びとは、仏法により正当化された武を奮い、平和と安穏を創造する神仏を希求した。

軍神たる勝軍地蔵は、どのようにして誕生し、時代とともに変貌をとげながら、今日まで生きつづけたのか。

列島各地に残る700点余の作例から、勝軍地蔵信仰の誕生と中世的世界観を読み解き、800年にわたる戦争と平和の歴史を辿る。

 

「ふむふむ」