どうか幸せになって 図書館の書庫の中で、ある若い職員が一冊のボロボロの本を見つけ捨てようとしたところ、高齢の職員に止められる。 「昔、この言葉に助けられたんだ。」と言って、高齢の職員が開いたその本の最後のページには手書きで「どうか幸せになって」と書かれていた。 その本は、90年前にある作家が娘への願いを込めて描いた本だった。