11月13日、Bunkamuraオーチャードホールで行われた『高垣彩陽クラシカルコンサート「Premio × Melodia」』に参加してきました。

 

 

私がスフィアを知ったきっかけは豊崎愛生さんでしたけど、スフィアを追いかけ続ける決定的な要因の1つは高垣彩陽さんのソロでのパフォーマンスだったりするのです。(於:Colorful Concert)

思い返してみれば、それこそ「君がいる場所」のリリイベも参加したし、「Music Rainbow01」だって「first eden 〜3つのファンタジー〜」だって参加してるのです。彼女のソロツアーだって1st、2nd、3rdと少なくとも1会場は参加してる。つまりは彼女の歌唱力や表現力の凄さについて、多少なりとも分かっていると思ってました。スフィアのライブも含めてそれなりの経験値もある。それ故に、今回もコンサートが始まる前は、言ってしまえば「例のあれでしょ?知ってる知ってる」くらいの感覚でいたことは否めない。もっと言ってしまえば「Merodiaのコンサートだし、洋楽のカバー中心だからどれだけ楽しめるかなぁ」とまで思ってた節がある。

 

なんという浅はか。

 

理解したつもりになっていた己が恥ずかしい。

 

彼女に対して失礼であった。

 

先日、某ブログで「スフィアや各メンバーでのベストライブは?」というアンケートがあったけど(期日を忘れて投票してないが)、あやひーのベストライブは今回だったと言っても過言ではない。

個人的に美菜子のベストライブであり、スフィアや各メンバーのソロ含めて1、2を争うくらい素晴らしかった「3rd Live Tour "Tick Tick Tick"」の初日に匹敵するくらいであった。

 

この日のコンサートは「Melodia 3」の発売を受けてのものだし、セトリ的には過去のカバー曲も含めてそれらを持ってくるのかとも思ってましたけど、蓋をあけてみれば自身の既発表曲のオーケストラアレンジ曲もたくさん歌ってくれた。これは意外ではあったけど、観客の満足度を満たすことを考えれば正しい選択だったかもしれない。「Melodia」の1〜3に収められてるカバー楽曲をズラッと並べるよりかは観客のニーズに合わせたのだろう。個人的には今回のセトリはとても嬉しかった。

 

“Amazing Grace”、“Time To Say Goodbye”、“You Raise Me Up”というあやひーの十八番揃い踏みという至福。1回のコンサートでこの3曲が聴けただけでも最高なのに、更に“君がいる場所”、“夢のとなり”まで披露されるとは思ってもみなかった。

 

コンサートの流れ的にも第2部は完璧な流れだった。

 

幕開けの“君がいる場所”から始まり、マエストリを務めた後藤望友さんが作曲された“Bright”、そしてゲストの東山光明さんとのデュエットで、あやひーが歌いたかったというディズニーの楽曲を2曲。そこから“Defying Gravity”、“夢のとなり”、“My Heart Will Go On”という山場を迎える。

特に“夢のとなり”は歌ってくれると思っていなかったこともあり手に汗握るほど興奮した素晴らしいものだった。

 

あやひーの歌声が素晴らしいのはもちろんだけど、オーケストラの演奏も見応え充分で、個人的には“Defying Gravity”の時に後藤さんが右手でピアノを弾きながら左手で指揮をとる姿がかっこよかったし、様々なバチを持ち替えて演奏する打楽器奏者の方も見ていて楽しかった。プロが演奏すればタンバリンもあんなにかっこよくオーケストラの一部になるのだなぁ…

 

 

それにしても、ステージ上で歌っているあやひーは美しかった。そして何より楽しそうだったし、幸せそうだった。それはこちらも同じ思いなんだけど。

終演後、客席に明かりが点いてからも会場の空気が、高揚感と、多幸感と、少しばかりの寂寥感がないまぜになったような、いつものライブ後とは違うように感じたし、できることならもうちょっと、席に座ったまま余韻に浸っていたかった。いつものライブ後とは違った意味で動きたくなかった。

 

 

さて、こんな奇跡的なひとときを過ごさせてもらっておいて文句を言うのもなんだけど、やはりどうしても思わずにはいられない。なぜ開演時間が18:30なのだ、と。

スフィアや各メンバーのソロライブでもよくあるのだけど、なぜもう1時間スタートを早められないのか。コンサートの後半で席を立つ人がチラホラ見られたけど、この日ばかりは最後まで観られなかった人達がかわいそうだ。

言っちゃ悪いがスフィアのライブは次もある(だろう)けど、高垣彩陽がオーケストラを迎えてのソロコンサートは次があるとしてもまったく見通しが立たないのだ。そして恐らく今回は映像化もされないだろう。

百歩譲って土曜日ならまだしも、日曜日にやるならもうちょっと開演時間を考えてほしい。

 

関東住みの私が言うのも何だけど、開演時間の設定が遅いがために帰りの電車が無くなってしまう。そんな理由で「Time To Say Goodbye」しなきゃいけないなんて、寂しすぎる。