4/17、高垣彩陽さんの1stオリジナルアルバム「relation」が発売されました。

1stミニアルバム「melodia」が発表されてから今日までまさに待望していた訳で、1人の高垣彩陽ファンとして誠に喜ばしい限り。

私は正直に言って音楽的素養はないし、楽譜も読めなきゃ歌も音痴ではある。しかし彼女の楽曲の素晴らしさは感じることができる。うまく説明はできないかもしれないけど。


今回のアルバム14曲中1曲目のインスト「overture」を除いて新曲が5曲なのだが、そのどれもが素晴らしい。ファン目線なのでどうしても贔屓目に見てしまっているのかもしれないが、それを抜きにしても素晴らしいと私は言える。


白眉は12曲目の「夢のとなり」になるだろうか。一聴すればわかる。厳かに始まり静かに進む序盤から徐々に盛り上がるサビ、2番に入り転調を迎える辺りで彼女の歌唱力の凄さも引き出しつつまたサビを迎える高揚感。

この曲を作った田淵智也という人は、戸松遥さんの「Q&Aリサイタル!」も作られた訳ですが、歌う人の魅力をその曲に詰め込むのが非常に秀逸だと思う。

「夢のとなり」に関しては高垣彩陽の最大の魅力であり武器でもある声楽経験を活かした歌唱法(というのかな?)をスパイスにしつつ、非常にいいバランスで仕上げた曲だと思います。

初めて聴いた時の衝撃は久しぶりに味わうもので、本当ならすぐにでも感想を書けばよかった。新鮮な気持ちで文章にすればまた違った感想になると思うのに、と後悔しているのですが…。


余談ではあるけど、初めてこの曲を聴いてからもう何回も聴きかえしているけど、そのたびに少し残念な気持ちになる。それはこの曲に慣れてしまいつつあること。久しぶりに曲を聴いて味わった衝撃が自分の中で薄れつつある、そんな状況が残念であり、もったいないと思ってしまう。何かこの曲を特別視してしまっている。それくらいすごいと思える楽曲である。


さらに余談だけど、曲中の「Bohemian Rhapsodyへのオマージュ」説を唱えてくれたyさん、ありがとうございます。思わず膝を打ちました。



さて、1曲だけで随分と語ってしまったけれど、その他の曲もどれもいい曲達なので感想を。



02.ソプラノ

作詞、作曲石川智晶の世界観を高垣彩陽が表現したらどうなるのか、というのが注目ポイントでした。

コーラス1つとっても独特な雰囲気をもっていて、アルバムの実質1曲目にこれを持ってきたのは少し驚きました。全曲中でも空気感が多少異なるため異質ではあるものの、メロディラインの美しさは聴いてて心地いいですね。


03.Meteor Light

ソプラノから一転しての打ち込みサウンド。彼女の中でも1番のパワーを持った楽曲で系統は違うのに並ぶと不思議と違和感なく受け入れられる。この曲順は意外でした。


05.共鳴のうた

単純に、かっこいい!というのが第一印象。特にピアノソロの部分とか個人的に大好きなのでそれだけで好印象。シングルカットしても充分に耐えうる強さがあると思います。


07.Sound Of Mind

歌詞を読んでて「高垣彩陽」に近い印象を受けました。なんだろう、彼女にフィットするというか、なんとなくですが。


11.Bright

作曲、編曲を担当した後藤望友さんは1stコンサートツアー「Memoria×Merodia」にピアノとして参加されていた方ですね。今アルバムの01.overtureの作曲、編曲もされています。

ミュージカルの楽曲と言いますか。歌劇の劇中に歌われるような印象を受けました。旋律に乗せて、時に語るように歌う様は高垣彩陽の真骨頂ですね。


13.たからもの

先程延々と語った「夢のとなり」の次の曲になります。こちらも既にシングルとして発表されている曲なのですが、12曲目のインパクト絶大な楽曲からの流れでこの曲を聴くと、なぜかこの「たからもの」という曲が引き立つ気がするのです。何か今まで味わえなかったこの曲の魅力を感じたのですが、どこかと言われると説明できないのですが…。これはもう、今まで彼女を追いかけてきて感じることのできた人に対しての副産物というか、オマケというか。もしかしたら私だけかもしれませんが(苦笑)。



このアルバムには既存曲が8曲入っていて、そちらは敢えて全部触れません。ただ1つ言えることは「捨て曲」なんてものはないと言うこと。

今回は意図的にでしょうが激しめの曲、アップテンポな曲が多い気がします。そういう意味では高垣彩陽らしさというものは少ないかもしれない(どうしてもバラード系に強いイメージがあるので)。

しかしスフィアとしてあれだけの曲を歌っているのだから不得手な訳がない。むしろ今まであまり見せてこなかった懐の深さを見せつけてきたことによって、元々ファンであった私のような人達を惚れ直させ、また今まであまり彼女の魅力に気付けなかった人達が興味を持つきっかけとなるアルバムが発表された。

ああ、これで彼女のファンの裾野が広がることでしょう。そして今まで好きだった人達はもっと好きになることでしょう。


そう、厄介なほどに。