JR飯田橋駅近くの喫茶店。
平日の昼過ぎ、サラリーマンは忙しそうに駅に消え、学生達はこれから何を食べようかと飲食店を物色している。
そんな人の往来を窓際の席で眺めながら、私の気分は少し憂鬱だ。
その元凶とも言うべき女性が相変わらず熱心に説明を続けている。運ばれてきたコーヒーは、既に猫でもグイッと飲み干せるのではないかと思われる。
「ですから、やはり駅近くの物件でもありますし、必ず流行ると思いますよ?オススメです!」
彼女の中ではもはや確定した未来らしい。
私は店を開こうと物件を探しており、それを彼女に依頼しているのだ。
いや、正確には店を開くのは私の左隣りに座っている妻なのだが。
彼女の名前は豊崎愛生と言って、妻である美菜子の友人らしいのだが、どういう繋がりなのかはわからない。
「私は気に入ったわ、ここでいいんじゃないかしら、あなた」
そんな妻の乗り気が、よりいっそう私の気持ちを重くする。
そんな人の気も知らないで、豊崎と言う女とひとしきり盛り上がった後に妻、美菜子は満面の笑みでこう言った。
「決めた!私、ここで鰻屋やる!」
…ここで目が覚めた。
それじゃ、武道館行ってこよう。
iPhoneからの投稿
平日の昼過ぎ、サラリーマンは忙しそうに駅に消え、学生達はこれから何を食べようかと飲食店を物色している。
そんな人の往来を窓際の席で眺めながら、私の気分は少し憂鬱だ。
その元凶とも言うべき女性が相変わらず熱心に説明を続けている。運ばれてきたコーヒーは、既に猫でもグイッと飲み干せるのではないかと思われる。
「ですから、やはり駅近くの物件でもありますし、必ず流行ると思いますよ?オススメです!」
彼女の中ではもはや確定した未来らしい。
私は店を開こうと物件を探しており、それを彼女に依頼しているのだ。
いや、正確には店を開くのは私の左隣りに座っている妻なのだが。
彼女の名前は豊崎愛生と言って、妻である美菜子の友人らしいのだが、どういう繋がりなのかはわからない。
「私は気に入ったわ、ここでいいんじゃないかしら、あなた」
そんな妻の乗り気が、よりいっそう私の気持ちを重くする。
そんな人の気も知らないで、豊崎と言う女とひとしきり盛り上がった後に妻、美菜子は満面の笑みでこう言った。
「決めた!私、ここで鰻屋やる!」
…ここで目が覚めた。
それじゃ、武道館行ってこよう。
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