キャディもランクが上がると新人を教育する係になります。
私も男子を教育しました。最初の三日間は私で、後の三日間はボスキャディが教官です。
最初は、球に目を慣らす事とコースを覚える事を教えます。
2日目は、お客様のクラブと顔を一致させる事を教えます。
3日目は、ボール拭きのやり方を教えます。
私は初歩的な事しか教えません。
ボスキャディがしっかりと教育してくれますから。
ただ、使えそうか、使えないかの判断は私がしました。
三日間の研修が終わった後に、マスターとボスキャディさん達と引き継ぎをして、良い点、悪い点を報告してボスキャディの誰がやるかを決めます。
ボスキャディは、ダメだと思ったら、直ぐに切ります。
マスターよりもビジネスライクです。
質の低いキャディは要らない。
プロのニーズに応えるキャディ。
それが、私達のプライドでもありました。
確かに、キャディのミスはほとんど無いコースでした。
みんな、オリジナリティがある人達だから、お客様も楽しみにしていたみたいですけどね。