夜中の3時頃に、政宗さんの家に着きました。
駐車場には、もう数台来ていました。
昌昭、遅かったな。
わざわざ政宗さんが迎えに来てくれました。
早く荷物を置いてこいよ。皆が待っているぞ。
私と昌昭さんがいつもの部屋に荷物を置いて、政宗さんや優美さん達が待っている場所に行こうとしたら、有記ちょっと待て、昌昭さんに呼び止められました。今年も宜しく頼むぞ。
そう言うと、抱き締めて丁寧なキスをしてくれました。
これから戦場だから、神経使うぞ。
昌昭さんの顔が引き締まりました。
昌昭さんが、食堂に入ると一族の若い衆がいました。利光さんもいました。
食堂からビールケースが外に運び出されました。
栓が抜かれました。
政宗さんが、今年も元気に行くぞ、無礼講だ。
その一声でビールかけが始まりました。
優美さんや慶子さんだけでなく、初めて見る人達もいますが、私も参加しました。
昌昭さんと政宗さんは、皆からビールを絶え間無くかけられていましたが、やられっぱなしでは有りませんでした。
てめぇらふざけるな。
やり返していました。
あっと言う間にビールは空になりました。
優美さんに新年の挨拶をしていたら、続々と分家の女衆が挨拶に来ました。
その人達は、近くの温泉に入りに行きました。
私達と政宗さん達は、三階の露天風呂に入りました。一応、女2人はバスタオルで前を隠して入りましたが、男2人は素っ裸で入りました。
体格はほとんど同じくらいの2人ですが、ぶら下げている物も同じくらいでした。
私が政宗さんの物を見たように、優美さんも昌昭さんの物を見ていました。
有記、おいで。
いつものようにシャンプーをしてもらいました。
優美さんが驚いていました。
有記さんは、いつもこうしてもらっているんだ。
半ば呆れて、半ば感心していました。
何で、ビールかけを始めたのかを聞いたら、初日の出暴走するのが馬鹿らしくなったから、ビールかけでもやろうか?
プロ野球のビールかけがおもしろそいだから、一昨年から始めたんだよ。
優美、飲み物運んでくれ。有記も手伝ってくれ。
ビールを缶で四本持って来ました。
4つの椅子に座って、政宗さんの音頭で乾杯をしてビールを飲みました。
東伊豆で、初日の出を見ながらのビールは美味しかったです。
ビールを飲み干した後は、部屋に戻って仮眠をとりました。
お昼からは、正装になりました。